コラム 2021.11.30

ドライフルーツで、温活を。

 

冬のアイスクリームって、なんであんなに美味しいのでしょう。

 

身体が冷えてしまうとわかっていながらも、あたたかい空間にいるときや、食後のデザートとして無性に欲してしまいます。

 

生きていると、そういった矛盾のような場面によく、出くわしますよね。

その時に食べたいものが、身体に良いものでない時、少し罪悪感なんかも湧いてきがち。

本日のコラムは、陰と陽、五性の視点から。

身体を温める【ドライフルーツ】についてご紹介します。

 

 

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【身体を冷やす食材/温める食材】

薬膳や漢方では、食材に身体を冷やす作用、温める作用があるのかを『寒・涼・平・温・熱』の【五性】そして【陰と陽】で分類します。

※五性とは?…

体内に入ったときの寒熱性をあらわしたものです。程度により寒、涼、温、熱の4つに分類できますが、寒にも熱にも属さない穏やかな食性である「平性」をいれて、「五性」といいます。

※陰と陽とは?…

中国古代の思想で、互いに反する性質を持った二種の氣のこと。両者の相互作用によって、万物がつくりだされるとされています。

 

■寒性・涼性食品
涼性や寒性はカラダを冷やし、体内の余分な熱を取り、機能を鎮静させたり、便通をよくしたりします。寒性のほうが涼性よりその作用は強くなります。
(食材例)
とうがん、豆腐、ほうれん草、バナナ、スイカ、なし、白砂糖等

■温性・熱性食品
温性や熱性はカラダを温め、気や血液の流れをよくして、新陳代謝を高めます。その作用は熱性の方が強くなります。
(食材例)
しょうが、ネギ、かぼちゃ、鶏肉、エビ、桃、紅茶、ワイン、黒砂糖等

■平性
カラダを冷やしたり、温めすぎたりもせず、どちらにも属さない穏やかな性質をもつのがこの平性。性質が温和なため、体質を選びません。虚弱体質や病後、子どもにもおすすめ!
(食材例)
さつまいも、たまご、牛肉、イチゴ、ぶどう、りんご、いちじく、はちみつ等

 

【乾燥させると性質が変化!する食材】

ご紹介した、五性や陰陽分類は絶対的な分類ではありません。

同じ食材であっても、水分(陰)が抜けてしまうと陽に近づいてしまう特徴があるものも、存在します!

※例…  柿(寒性) → 干し柿(温性)

なので、冬にフルーツを食べたくなった時、冷えが気になる方は、ドライフルーツでいただくのがおすすめです!

(あのフルーツ独特の、みずみずしい食感は減りますが!)

 

【おすすめ!ドライフルーツ】

◇スイカ

◇メロン

◇バナナ

◇梨

◇びわ

◇マンゴー

◇桃

◇レモン

◇柿

◇りんご(※生→加熱して食べるともっと陽のパワーが!♡)

 

さらに私のおすすめとしては、ドライジンジャードライナツメです!

ショウガは乾燥させると、冷え自体がびびってしまい逃げていきますよ!笑

 

ナツメには、女性に嬉しい栄養がたっぷり。

鉄分やカルシウムを含んでますので、鉄欠乏症や貧血予防に。他にも身体をあたためる効能、髪のツヤ、肌のハリなどの維持効果があります!

私はよくオートミールと一緒に朝、食べています。

 

また、陽性の食材をドライにすると、身体を温める性質がさらに強化されるのだとか。


 

市販のものでも良いのですが、できればオーブンや電子レンジを使った方が身体にも良いかと思います。(表面についている砂糖の種類にもよりますが、白砂糖は寒性に分類されるのでNGです!)

実際に私も、電子レンジでドライりんごを作ったりしてます!とってもおいしいですよ♪

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

お肌や心も、乾燥しがち。冷たく、身体が冷えやすい季節です。

その中でもフルーツを食べたい方!

この季節、是非ドライフルーツを生活の中に取り入れてみてくださいね。

 

 

shima

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