みなさんこんにちは!
天気予報では梅雨が明けたと言われていましたが、ここ最近は雨ばかりで心も体もどんよりしている方が多いのではないでしょうか。
こんな時期は生命エネルギー(=プラーナ)が乱れやすいです。
呼吸で生命エネルギーの流れを整えるする“プラーナヤーマ”は聞いたことがあるかもしれません。
しかしプラーナを整えることのできる別の方法、“ムドラー”はご存知でしょうか。
【ムドラーって?】
ムドラーとは、サンスクリット語で“印”を意味し、簡単に言うと手や指で形をつくるジェスチャーのことです。
親指と人差し指で輪を作るチンムドラーはみなさんにも馴染み深いのではないかと思います。
ヨガでは、手の指それぞれに意味があると考えられており、その意味に応じてムドラーがつくられます。
【それぞれの指の意味】
親指→Brahman(ブラフマン:梵、最高原理)
人差し指→Artman(アートマン:自我、真我)
中指→Sattva(サットバ:調和、純真)
薬指→Rajas(ラジャス:活動、激質)
小指→Tamas(タマス:停滞、惰質)
ムドラーはこういったそれぞれの指が持つ意味をもとに行われます。
【ムドラーの紹介】
ムドラーの数は108(それ以上とも)あると言われています。
今回はその中でも普段のヨガに取り入れやすいものを3つ紹介します。
●チンムドラー
人差し指(自我)と親指(最高原理)が結びついた状態。
エネルギーが循環し、身体から出ていかないと言われています。
●アンジャリムドラー
いわゆる“合掌”の状態です。これもムドラーの1つなのです。
左手がアートマン(自我)、右手がブラフマン(最高原理)を表すと言われており、
手を合わせることでこの相反する2つのものを1つにするという意味があります。
●ディヤーナムドラー
実際は脚の上で手を重ねます。
瞑想する際に心を落ち着かせたり、集中を促すムドラーです。
ここに紹介した以外でもムドラーはたくさんあります。
興味があれば一度調べてみてください。
普段のヨガや瞑想に取り入れて、さらにヨガを深めてみましょう!
aya