『自分って鈍感だなあ』
と、思う瞬間、ありませんか?
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また、逆に、些細なことを気にしてしまい『なんか敏感すぎたかな?気にしすぎかも…』とも。
人と関わっていれば、気付かされる瞬間が在るかと思います。
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どちらも自然なこと。
ですが、私達人間は本来、繊細な生き物なのだそうで。
鈍感に生きざるを得ないのが、この社会なのです。
【太陽神経叢について】
みぞおちの奥にある、自律神経の束、自律神経の中枢部分です。
脳と連携して感情やストレスに反応し、影響を及ぼす場所。
ストレスや感情が強くなると、この部分が反応し、腹痛や胃の不快感など、身体症状として現れます。消化器系や循環器系などの内臓に、深く影響を与えます。
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また、脳との連携としてひとつあげますと、「前頭前野」との連携があります。
前頭前野は自己・感情制御に関与しています。
この前頭前野が強い感情反応を制御できないと太陽神経叢が過剰に反応し、内臓に影響が出てくることがあります。
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人にはパーソナルスペースがあります。
例えば、自分と他者との間に、1メートル以上距離がないと安心できない場合、それ以上近づかれるとこのみぞおちにある太陽神経叢が反応してしまいます。
(反応するのが自然です。ここが反応するからこそ私達は繊細でいられ、他者との適切な距離感を保てます)
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例えば、満員電車の中。
隣人との間隔なんて、1ミリもとれません。
そうなると、もうみぞおちのあたりが過剰反応しすぎて、きっとその場にはいられなくなります。体調も悪くなる。
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どうすればいいのか?私も、みなさんも、いつもやっていることです。
このみぞおち部分を、「鈍感」にさせること。
スッと、感覚に対して、なにか厚い膜のようなフィルターをかけ、距離感を麻痺させるのです。
満員電車だし仕方ないと割り切ったり、あきらめたりして、余計な反応が出ないようにやり過ごすのです。
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例えば、行列に並んでいる時。
後ろに並んでいる人がとんでもなく近い時、ありませんか?
もちろん場所やさらに後列の人のためなこともありますが、ほとんどの場合【感覚にフィルターがかかったまま生活している人】で、そういった距離感のバグ発生が起きます。
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会話もそうです。距離感がバグってしまうので、失礼なことを平気で言ってきます。
職場も色んな人と関わりますから繊細でいると疲れるんで鈍感にあえてなるわけなんですね。自己防衛のための鈍感、それはそれで良いのですが
問題なのは、そのままずっと感覚にフィルターをかけている為【鈍感に染まりきって全く感覚が働かなくなること】なのです。
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では、どうすれば良いのか?
感覚をすこしずつ、取り戻してゆく必要があります。
哲学や精神論からの働きかけではなく、身体を通して、心や感覚に働きかけていきます。
特にヨガは、身体から心へ働きかけてくれますので、細く、長く続けることをおすすめします。
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もちろん公的な場では鈍感に切り替える必要は残ります。
ですが、自分で何かを感じる、感じられることができる、ということは、「今」を生きている証明になると、私は信じています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます♪
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ヨガを通してご自身を知り
本来備わっている感覚の美しさ・繊細さを、取り戻しましょう。
それでは、スタジオでお待ちしております♡
shima