皆さまこんにちは!
安城店インストラクターのyurikaです😊
私のレッスンでは、呼吸調整の際によく『バンダ』の練習をします。
レッスンの中で細かく『バンダ』のお話が出来ないので、ここで是非皆様に学んでいただけると嬉しいです!!
▶『バンダ』とは
バンダとは、サンスクリット語で「締め付ける」「ロックする」「閉じ込める」という意味を指します。身体には9種類(9ヶ所)のバンダがあるといわれており、上手に締めることで、呼吸によって高めた体内のエネルギー『プラーナ』を保持し、正しい方向にエネルギーを運ぶとされています。それにより、集中力が高まり、アーサナの安定へと繋がるとされています。エネルギーが体内で循環していくので、体温の上昇も感じやすくなります。
▶代表的な3つの『バンダ』
ヨガのレッスンの中での代表的なバンダは下記3つです。
(a)ムーラバンダ(骨盤底)
(b)ウディヤナバンダ(お腹)
(c)ジャーランダラバンダ(喉)
それそれの場所に、バンダを締めた時の効果があり、
(a)ムーラバンダ(骨盤底)… リラックス効果
(b)ウディヤナバンダ(お腹)… 代謝アップ、自律神経の調整
(c)ジャーランダラバンダ(喉)… 内臓機能を整える、精神的な安心感
があります。
バンダは圧力釜のような仕組みをしていて、まず(a)ムーラバンダでエネルギーが着火して土台が温まり、下に漏れていかないよう上向きのエネルギーが作用し始めます。そして(b)ウディヤナバンダで体中心部にエネルギーが引き上げられ、(c)ジャーランダラバンダで上から蓋をし、エネルギーが体外へ漏れていかないように塞ぎます。
こうすることで体内のエネルギー循環が安定的に保たれ、活性化し、滞りを流す役目も果たしています。
▶『バンダ』の行い方、練習方法
◎(a)ムーラバンダ
安楽座で座ります。一度吐く息で会陰部の緊張を緩めたら、吸う息と共に骨盤底筋をおへその方に引き上げます。イメージはおへそから中を通して、ストローで骨盤底筋を吸い上げる感覚。吐く息ですべての緊張をほどき、エネルギーを大地へと戻します。
※ヨガでは吐く息で動くことが多いのですが、骨盤底筋軍は吸う息で締めます!
◎(b)ウディヤナバンダ
立位で、腰幅よりやや広めの脚幅をとり、股関節、膝関節を軽く屈曲させ、腹部の緊張をほどいておきます。顎を軽く引き、目線をおへそへ送ったら、吐く息に合わせておへそを背骨側に引き寄せ5~15秒キープしていきます。この練習を5回程度行いましょう。
◎(c)ジャーランダラバンダ
安楽座をとり、背筋の軸を感じながらまっすぐと座ります。エネルギーの通り道を確保しましょう。吸う息鼻から取り入れ、十分に吸い入れたら、呼吸を止めます(正確には吸っても吐いてもいない間の感覚。力まないようにしましょう)。その感覚を保ったまま、顎先を喉の方へ引いていきます。ある程度保持したら、お顔を元に戻し、口からゆっくりと吐き出します。
※注意点※
女性は、生理中は特にムーラバンダを行わない方が良いとされます。生理的に下向きのエネルギーが働いていますので、自然の摂理に反して上向きのエネルギー保持を行わない方が良いとされています。
皆さま、バンダについて少しお分かりいただけましたか?
レッスン開始前に、少しだけ練習をしてみると、アーサナの取り方が変わってくるかもしれません。ぜひ実践してみてくださいね😊
今日も素敵な一日となりますように…♡