コラム 2024.05.14

ヨガ哲学タパスとは

 

立夏ということで早くも夏の訪れを感じる季節ですね。

窓を開けると心地の良い風が吹き新芽の香りが鼻腔に届きます。

ゴールデンウィークは皆さまいかがお過ごしでしたか?

私は特に何をするわけでもなく、いつもの日常でした。

いつもの日常だからといって侮ってはいけません。

そんな当たり前の日常を私は噛みしめていたわけでございます。

とは言え、来年は旅行に行けるとイイナ…

 

さて、5月5日はこどもの日でした。

こどもの日と言ったらやはり鯉のぼりでしょう。

鯉のぼりには「人生という流れの中で遭遇する難関を鯉のように突破して立身出世して欲しい」という願いが込められているみたいです。

鯉の滝登りの伝説が由来となっており、鯉の生命力の強さが分かります。

滝を登りきると鯉から竜になることから、健康や成長を願ったのですね。

わたくし人間と致しましても、そんな鯉から学ぶべきところがあります。

 

皆さまタパスという言葉は聞いたことありますか?

タパスとはヨガ哲学でいう5つのニヤマの一つである、修練し自己を律することを指します。

自制心や忍耐をもって悪習慣を断ち切ったり、目標を達成し成長すること。

自己を鍛えることで生命力をより強くするという考え方です。

 

しかしタパスを苦行と同義にしてはいけません。

自分を過度に追い詰め傷つけては今度はアムヒサ(非暴力)に反してしまいます。

このバランスが難しいところですよね。

私は少し、意志が弱いところがあるので、タパスが足りないようです(笑)

ついつい夜中にケーキやアイス、ビスケットにチョコといった甘いものを口にしてしまうのであります。

とはいえ、そんな私を責めようとも思いません。

それも心の中では「我慢しない分運動をしっかりする」と決めているのでそれを守っている限りは良い、と自分にOKサインを出しております。

実際、1時間ランニングしたり、プールで1㎞泳いだり、登山に行ったり、日によっていろんな運動をしております。

突然我に返り、夜中に走り出すこともしばしば…(笑)

目標は人それぞれですね。

 

皆さまは今、どのような目標がありますでしょうか。

変えたい習慣、達成したいこと、自分の力だけでは成しえないこと。

今すぐ叶えられること、果てしなく時間がかかること、祈ることしかできないこと。

いろいろあると思います。

いや、もしかしたら無い方もいらっしゃるかもしれませんね。

もし忍耐や自制心が足りなくて苦しんでいても、自分を責めすぎないでください。

できるところから少しずつ変えていくと、いつか笑っている自分がいるかもしれません。

そんな自分がいると信じて、信念を固めていきたいと思うhanaでした。

そしてもし、達成できたら、思いっきり自分を褒めて、認めてあげましょう!

 

爽やかな風を感じる時節ではありますが、これから日ごとに暑くなってまいります。

皆さまが健やかに過ごされますようお祈り申し上げます。

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