コラム 2022.08.21

ホルモンのバランスって?

インストラクターのyumiです♪
さて、ホルモンバランスの変動による症状、肌荒れやPMSの対策として
月経周期に合わせて漢方を飲んでいますよ~というお話を、8月のレッツ通信で書きました。

今回は、そもそもホルモンのバランスとは?バランスが乱れるとは?女性のカラダとの関係についてをお話しします。
ほんの少しでも知っておくと、”ホルモンバランス”ともうまく付き合えるかもしれません^^

 

◎女性ホルモンとは?

人の体には100種類以上のホルモンが分泌しており、女性ホルモンもそのうちのひとつ。
女性ホルモンには、卵胞ホルモンの「エストロゲン」と、黄体ホルモン「プロゲステロン」の2種類が存在します。
一生のうちに分泌される量は、わずかティースプーン1杯といわれています。

 

◎ホルモンのバランスって?

月経周期は、約28日間。その間に、エストロゲンとプロゲステロンは分泌量を変えながら女性の体を整えています。

例えばエストロゲンは月経終了後~排卵日にかけて分泌量が多くなりますが、それはまもなく起こる排卵(妊娠)に備える為です。卵胞を成熟させたり、子宮内膜を厚くしたりと様々な変化を体に与えます。

そのようにエストロゲンが行った準備を排卵後に引き継ぐのがプロゲステロンです。排卵後~月経開始前まではプロゲステロンの分泌量が多くなります。

図のようなバランスになってるのが理想的で、「ホルモンバランスが整った状態」といえます。

ただ、ホルモンバランスはとても繊細で、ちょっとしたことで乱れてしまうんです。

少しでも多くなったり、少なくなったりするだけで、組織や臓器は正常に働かなくなります。

 

◎“ホルモンバランスが乱れる”原因は?

これには、外的ストレスが大きく関わっています。

ストレスにより自律神経が乱れたり、エネルギーを生み出すミトコンドリアが動かなくなると、身体の異常を感じ、主にストレス時に発揮されるホルモン”コルチゾール”が働き始めます。

女性ホルモンとコルチゾールは同じコレステロールから出来ているので

ストレスから身体を守るためにコルチゾールが必要となると、女性ホルモンよりもコルチゾールを作ることを優先されてしまいます。

そうすると、女性ホルモンの生成が追いつかなくなってしまい、バランスは崩れます。

 

また、ストレスにより自律神経のバランスが乱れるという話はよく聞きますよね。

この調整を行なっているのが、脳の視床下部。

女性ホルモンも同じ脳の視床下部でコントロールされているため、ストレスを抱えると女性ホルモンの乱れに繋がってしまうというわけです。

2つのホルモンが一定のバランスで周期的に分泌されるには、脳の視床下部や脳下垂体から、「ホルモンを分泌させる」という指令が正しく出される必要があります。

 

さらに、過度なダイエットや睡眠不足も、身体の異変やピンチと判断し生命の維持を優先して月経を止める指令を出すことによってバランスが乱れます。

 

こんな仕組みを知るだけでも、自分の状態に気づきやすいのではないでしょうか?(^^)

セルフケアによって体調を整え、心地よく日々を過ごしましょう☆彡

 

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